2021.3.4
路線価が斟酌していない騒音による利用価値の低減を認定
相続した土地の利用価値が著しく低下している宅地として10%減額評価すべきか否かの判断が争われた事件で国税不服審判所は、土地の評価上適用すべき路線価には騒音要因が斟酌されていないこと、また鉄道騒音により利用価値が著しく低下している宅地に該当することなどが認められる事情を考慮すると、騒音により利用価値が著しく低下している宅地に該当すると判断して、原処分を全部取り消しました。
これは、路線価が斟酌していない騒音により利用価値が著しく低下している土地に該当すると判断したことがポイントになった事案です。
2021.3.4