資産形成コンサルタントが語る、 税理士が教えない投資・運用術

全国初の暗号資産事案に有罪判決 令和2年度・査察の概要

全国初の暗号資産事案に有罪判決 令和2年度・査察の概要
2021.7.6 takeda

全国初の暗号資産事案に有罪判決 令和2年度・査察の概要

国税庁はこのほど、令和2年度における「査察の概要」を公表しました。

それによると、査察の処理件数は113件で、そのうち83件を告発。告発した査察事案に係る脱税総額は 69 億円。1件当たりの脱税額は総額分(8000万円)、告発分(8300万円)とも前年度より増加したほか、告発率(73.5%)は平成20年度以来の高水準となりました。

その中には、全国初となった「暗号資産事案」があり、暗号資産取引により得た利益を申告から除外し、所得税を免れていた事案に所得税法違反の罪で、懲役1年(執行猶予3年)および罰金1800 万円の判決が出されたものも含まれました。